
約30年前に共同住宅の建設ラッシュに伴い普及し続けた「ディスクシリンダー」錠が現在、圧倒的なシェアをもっています。このタイプは、構造が簡単で大量生産しやすいため7,000万戸以上の住宅に取り付けられているのが現状です。これだけ普及しているタイプですから、泥棒、窃盗団が集中してこのタイプを狙うのも当然です。プロならわずか数十秒で、素人でも何回か練習するだけで簡単に開けられてしますのです。

もともとは、ピッキング技術は特定の業者内でしかわからなかったことです。しかし、近年の情報網の進歩により、解錠方法や解錠工具が一般の人にも簡単に入手できるようになりました。
また、誰もが錠前師養成学校で技術を学ぶ事ができ、それらに対して何ら規制や認定する法が日本にないという現状が問題と考えられます。

不法入国や不法滞在者などの外国人窃盗団が横行しています。犯行はきわめて巧妙で、組織ぐるみでピッキング技術を訓練し、2〜3人のグループで「見張り役」「カギ開け」「盗み」など役割分担し、短期間で犯行に及んでいます。
彼らもやはり日本でいたるところにあり、ピッキングが簡単な「ディスクシリンダー」錠にターゲットを絞っています。
|
 |
 |
【ピッキング】
合鍵以外の用具(ピッキング用具)を用い、錠シリンダー部分を操作して解錠する手口。 |
 |
 |
【バンピング】
「バンプキー」という特殊なキーを制作し、鍵穴へ差し込みドライバーの柄などで少しの衝撃を与え解錠する手口。 |
 |
 |
【サムターン廻し】
ドリルで穴を開けたり、郵便受けを壊して、手や針金、特殊工具を差し入れ、サムターンを操作する手口。 |
 |
 |
【カム送り解錠】
別名バイパス解錠。特殊な道具で錠シリンダーを迂回し、錠ケース内を操作して解錠する手口。 |
 |
 |
【ドア錠破り】
ドアの隙間にバールなどを差し込み、施錠部を強引にこじ開ける等、ドアの鍵を破壊する手口。 |
|